Sota Suzuki
Art work
Gate
2023
Video installation
横浜港には、世界中から物資がコンテナに積まれ輸入されている。本牧埠頭にあるコンテナの背扉の写真を撮影し、その情報からコンテナの所有地域をつきとめた。
コンテナの背扉のイメージがプロジェクションされている部屋では、それぞれのコンテナの所有地域のリアルタイムのラジオから異国の言語や聴いたことのないポップミュージックが流れている。
私たちの生活に実感のないまま、深く関わっているグローバリゼーションや同時代の場所性について惑星的視座から思考る。
Nevertheless Keep Going
2023
Video installation
Nevertheless Keep Going
2023
Video installation
横浜港で撮影したコンテナのイメージを用い、世界各地で起こっているコンテナにまつわるニュースをピクセル化した映像。
海上コンテナは世界規模での貿易を可能にし、私たちの日常を支えている。その一方で、コンテナを用いて国境を不法に超えざるを得ない移民の死亡事故など、様々な問題も存在している。世界規模で規格化し増え続けるコンテナを起点に、惑星的視座から同時代について思考する。
ply
4K Single channel video
2023
Delicious Water
2022 installation Solo exhibition
"Delicious Water"2022 Solo exhibition installation View
Delicious Water
2021
p.§
2023
Mixed media performancd event
SHIBUYA PARCO ART WEEK
p.§
2023
Mixed media performancd event
PARCO ART WEEK
Performance Direction: Ikumi Yang
Performance: Asahi Ishikawa
Music: Kazumichi Komatsu
Video: Sota Suzuki
Costume: Koji Oyamada
PARCO ART WEEKにて行ったMixed media performance
PARCOの10階屋上に登ってくるperformerをリアルタイムで撮影しスイッチングすることでリアルタイムの映像表現をしました。
Reversible Tent
2021
HD Video 4 min 27 sec
flag
2021
Video installation
139.72646653207784° 35.665113849127884°
2022 国立新美術館
令和 3 年度 第 45 回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展installation
作品名になっている数値は美術館の空調により周り続けるプリントがある場所の緯度経度である。国立新美術館のある敷地には 1928 年に建設された旧陸軍歩兵第三聯隊の兵舎があり。 兵舎として使われていた。旧陸軍歩兵第三聯隊は 2・26 事件に関与し。兵舎はその後、近衛歩兵第五聯隊、近衛歩兵第七聯隊が使用し、戦後は一旦在日米軍 に接収され、さらにその後、 東京大学の生産技術研究所として修繕を加えて利用され解体された後、現在の美術館が建設された。
兵舎は、地上 3 階・地下 1 階の 4 層構造。上から見て「日」の字型の構造を持ち、モダンなデザインや旧陸軍と しては初の鉄筋コンクリート造の兵舎建築であった。 美術館の空調により 周り続けるプリントには、旧陸軍歩兵第三聯隊兵舎のほぼ現在地に建っていたとみられる部分 の壁内を調査した際の資料が印刷されている。" googol "
2022 HD Video3min 00secgoogol
2022 HD Video3min 00sec"the map is not the territory"( 地図は現地ではない ) 言葉で聞くとそれはそうだと思ってしまうが Google マップや SNS などで知るどこかの土地に対しての膨大な拡張された仮想の動画などの 情報に対しても ( 地図は現地ではない ) という意識を持っていられているだろうか。今作は3分間の映像作品になっており、作者が自身の自宅の庭を掘ると地面から地層として Google マップ が出現し作者が穴を掘る現在地にズームアップしていく構成になっている。Google マップが実際に地層としてその土地にに残ることはないが、過去の航空写真として世界中の建物が観覧可能 な Google マップは過去の遺跡やローカルの地域性とはまた別の下部構造として世界中の土地に関わりを持ち続けている。
作品名である googol は数の単位であり、1 グーゴルは 10 の 100 乗 (10100) であり Google という名前はこの単語の綴り間違いに由来するといわれる。ODE-COAT
2020
installation
ODE-COAT
2020
installation
私たちはテレビに映った映像を見る際に、今までに刷り込まれた体験によって無意識に、この映像は過去、またはどこかこことは遠く離れた場所のことだという認知をしてしまう。
通常より下に設置されたテレビの横には開かないドア、その下には風によってたなびくプリントが見え隠れしている。
それは今そこにあるかもしれない
私が見ていない、そこでも今何かが起こっている
私は背後や裏面を見ることができない
私たちは認識のなかの表面として彼らを繋ぎ合わせる
So that bad don't happen
2021
installation
展示室には扇風機が回り続けている
ベランダや、外に出ないと見えない位置に取り付けられたモニターには、誰もいない自宅を庭から中継する扇風機の映像が流れている。
planet
2020
installation
planet
2020
installation
2020.7 フラット3階建てでの 展示風景
私室の窓の外の風景が、リアルタイムでYouTubeで中継されているアメリカのとある街の監視カメラの映像に置き換わってゆくオンラインパーフォーマンスの記録映像。
もし私室の外の風景が違ったものであったなら、それは住所が置き換わることとともに、言語が違うことや惑星の角度と共に昼夜が違うこと、国籍も隣人も違うことである。そして作者である自身も外部として認識しているそれらを無意識に享受し、内部化され、それらを形成しながら存在している。
COVID-19の感染拡大による緊急事態宣言下zoomを通し発表した今作は、私室の窓の風景・zoomを通したコミニケーション・海外のニュースのような表面的外部としての風景と自身の認識の内部を考えるイメージだとも感じる。
『外部は内部であり内部は外部である』という作家自のテーマや『あなたは自然のままなのですか、それとも自然化されているのでしょうか。』(ガヤトリ・C・スピヴァク著 ナショナリズムと想像力)といった思考に基づく作品である。
内部は外部であり外部は内部である
2020
performance内部は外部であり外部は内部である
2020
performance
私達は映像を観るとき、無意識のうちにそれらの表面や場を記録的な過去や、または自分とは距離のある離れた空間として認識する。
今作では、ディスプレイのフレームの中でパフォーマーが(壁を塗装するペンキの缶)や(床に敷き詰める煉瓦のタイル)などを置いたり、持ち去ったりする状況が映し出されている。
それらのモチーフは展示会場の壁の表面を塗装したり、床の表面を構成しているものである。
一方、展示会場の背後の壁からは、何かものを運んだり置いたり往復する人の気配が音を通じて感じとることができる。
ディスプレイの黒い表面がブラックアウトしたものなのか、世界の何処の光がなくカメラが存在を捉えられない空間なのか。
(ディスプレイ上で)誰かがそこで行っている作業は今、鑑賞者の背後で行われていることなのか。
光によって表面を認知する私達にそれを確信する術はない。
lifeline Ver.3
2020
installation
lifeline Ver.3
2020
installation
lifelineは連作として様々な場との関わりの中で何度かインストールをした作品である。
これは『フラット3階建て』都内にある3階建ての民家を展示空間として構成した際の展示風景で、建物の1階部の水道からホースや塩ビ管を繋ぎ3階まで延長し、ベランダの雨樋に繋ぎそのまま下水に繋ぎ展示期間中、水を流し続けている。それと共に公共料金として作品の維持費は絶えず動き続けている。
水を引くという行為は人類が都市など社会を構成するときに必要な工程であり。
生活インフラの一つである上下水道の事を日本ではlifeline(生命線)ともいう。
またインフラとはインフトラクチャー(下部構造)の略である。
水は人間の60%が水であることからもわかるように上下水道は生命を維持するために最も重要なインフラである。
展示会場である3階建ての民家の中に水道管を延長しインストールする事で、普段は下部構造として意識をしていない水道インフラが日常の空間の中に可視化される。
絶えず水を流し続けることで、それらは下水や上水道といったインフトラクチャー(下部構造)と繋がり市街地に拡張し循環し続けている。
展示会場には塩ビ管と共に、搬入期間中に展示会場周辺で撮影したスナップ写真を配置している。これらは窓の外の風景や可視化されたインフトラクチャー(下部構造)
と共に『外部は内部であり内部は外部である』ことを示唆する。
lifeline Ver.2
2019
installation
lifeline Ver.2
2019
installation
lifeline Ver.1
2019
installation
interval
2019
installation
interval
2019
installation
ストライプの絵画をマップしマッピング数を変更することでストライプが伸縮する動画を作成し、グリッド状配置にしたものを展示空間に再度マッピングし直している。
マップされたストライプは、その幅が変容することにより、現代建築的なキューブをグリッド状に配置した部屋の空間構造そのものと、ストライプの持つ絵画的なイリュージョンの空間との間を、行き来するような感覚を導き出す。
Tamotsu
2021
installation
その場 宿る について
2018
painting
その場 宿る について
2018
painting
植物を擦り付けることにより植物の色素で描かれている。日時が経つにつれて色素が変色し絵の色味は変化し、描き続けられている。
Tamotsu
2021
来場者に預かって欲しいものを持つジェスチャーをしてもらい、それを感熱紙に印刷したものを風船の浮力と釣り合う重さにカットし吊るす。
作者である私はそれらのイメージをどこにも触れない状態で管理し続ける
draw .ing 今に ついて
2018
installation
draw .ing 今に ついて
2018
installation
キャンバス上に巡らされたホースはポンプによって水を循環し描き続ける。 その様子をビデオで撮影し、リアルタイムで投影することにより今の連続が起こる。図形的に一見変化は見られないがそこにある物質は変わり続けている。
隣に掛けられている絵画は植物を擦り付けることにより植物の色素で描かれている。日時が経つにつれて色素が変色し絵の色味は変化し、描き続けられている。その様子を撮影.投影している。
Painting
Study Work
Provisional
2022
ブルーシートという特徴的な色と大きさのあるモチーフを選び、街の至る所で 独りでに蠢くブルーシートをコマドリで動かしながら撮影しました。
© 2023